HEDONISTIC PIXEL ART(跡地)

ドット絵・ゲーム開発やってる背教の士です

怪しい楽器 テルミンさん


「新しい趣味を見つけよう」


諸々の事情で新しいことをいろいろ始めてみよう という欲がとても強い。
現状やっているもので趣味と言えるのはドット絵、読書、ゲームくらいのものなのである。あまりにも趣味の幅が狭い。
それで試しに創作的な趣味をまとめているサイトがあったので眺めていたら、世間には面白そうな趣味が溢れている。ということに気付かされる。
ともかく手を出すだけ出してみよう。
そういうわけでAmazonで買い求めたのがコレ。
 

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テルミン である。
 
手を触れずに演奏ができる楽器。
何を言っているのかよくわからなかったが、百聞は一見に如かず。
演奏動画を観てみた。


https://twitter.com/wyrm06/status/939097850289438720?s=20&t=r3WhVo0_AXNNkg7ETz0VcA
 
ヤバない???
めちゃカッコよくない????
 
この厨二的でさえある演奏方法が心に刺さり、どうしても体験してみたくなった次第である。
 
テルミンの本格的なものはイーサウェーブというものらしい。
お値段を確認してそっとブラウザバックを押した。
そこから幾分かお値打ちになったテルミニというタイプや、マトリョーシカを模したマトリョミンというタイプなど、多少バリエーションのある下位モデルが存在する。
とはいえこれらも40000円程度はする。入門用としてはなかなかに手痛い出費。

さらに情報を探った結果、今回のテルミンPremiumへと行き着いた。
学研の雑誌の付録なのだそうだ。当時9000円程度だったが、現在は販売終了にともなって2倍ほどの価格で売りに出されている。あるだけマシではあるのでここはやむを得まい。
 
一番長い楽器経験は中学校のリコーダーであるわしは、当然ながら楽器のチューニングなどまったくわからない。
とはいえ説明書通りに進めたらチューニング作業はさして問題もなく完了できた。
そしていざ演奏。とチャレンジしてみるが、これが当然ながら難しい。
右手をアンテナに近づけると高音、離れると低音になるのはやってみてわかった。
ただ、どの音が出ているかは全くわからない。
スマホアプリで音程チューニング用のアプリがあったので試してみたが、あまり反応がよくないため断念。
 
やってみて思ったのは、楽譜にあまりこだわらずにある程度アドリブでもいいのではないか、ということ。
ピアノにしろギターにしろラッパにしろ、多くの楽器はこうするとドですよ、レですよ、と明確にわかるようになっている。
逆に言えば、楽譜と違う音を出してしまうと明確にアウトだと思ってしまう。
対してコイツは音の明確な線引きができない。
もちろん音が出ている以上、結果として合ってる違ってるは判定できるわけだが、言ってしまえば同じような音が出ていたらオッケーじゃね?とも言える。
そう考えると、ざっくばらんに演奏を楽しもうぜって観点でいえばテルミンはなかなかに優れた楽器なのかもしれない。
 
テルミンPremiumについて。
コイツの演奏動画も事前に観て音に関しては理解していたつもりだったのだが、実際聞いてみるとなんか、ちょっとイメージと違っている。
全体的に甲高く、クラシックなどだとマッチする音だと思うんだが、一般的な曲と合わせるのは結構ムズい気がしてたまらない。
一番低いドでも結構高い音なので物理的に低音が出せないんだが、それはそれと割り切ればいろいろ演奏できるんだろうか。
元々楽器として販売されているものでもなくて付録なので、好きな曲に合わせてなんちゃってで演奏してる感が出せれば上等なのかもしれないね。
「プロがテルミンPremiumで本気出してみた」という動画があったら観てみたい。ガチで。
 
日本にはテルミンを教える教室が40くらいあるらしく、世界的に見てもテルミニスト(テルミン奏者)がかなり多い国なのだと。
有名楽器じゃねえかテルミン。ナマ言ってサーセンした。

 

 

調べてる中でたまたま発見したオタマトーンなるものにもかなり心惹かれたんだが、俺はあの演奏方法がしてえんだよ!!ってことで先にテルミンを体験してみることにしたのであった。
オタマトーンは値段も安めだし、かわいい。こっちもまた折を見て買ってみたいものである。