HEDONISTIC PIXEL ART(跡地)

ドット絵・ゲーム開発やってる背教の士です

箱根本箱に関するクリエイティブなお話

logmi.jp

 

本日面白かった記事。

 

この御三方は皆さん凄い方なのですが、やはり注目してしまうのが岩佐さんのアグレッシブさ。

もともとデザインの勉強はしていたものの建築とは無縁。しかしそれでいて現在は建築に関する働きかけをしており、「壊しながら作る」という独自の手法で様々なプロジェクトに関わってきたとのこと。

 

建物を壊すということは現在ある価値を無くしてしまうためリスクは高いですが、前もって設計を決めながら作ってしまうとつまらないものができてしまう、と。自らの方法のメリット・デメリットを理解した上で今までにないものを作り上げているという体験談は非常に刺激を受けますね。

 

 

とりわけ私に響いたのが、「建築家でもデザイナーでもアーティストでも、世の中に対して暗い価値観を投げるのではなく、ワクワクすること・夢を与える提案をすることが一番大事」という旨のお話。

クリエイティブな仕事というのは得てして自分の作品の形がどうの、という話になりがちですが、それよりも自分の作品が受け手に対してどのような(良い)影響を与えられるか、が大事なのでしょうね。

 

デザイン性というのも大事なのは違いないですが、この自分の作品でこういった効果を生み出せますよ、という価値の提供が成せるのかどうか。

何かを作る人というのは、基本的に相手に対して作品の価値を投げかけることが必要。それは相手がそのとき一番必要としているものによって様々に変わるわけで、仕事という観点から見ると本当に大切な部分だなぁと。

 

 

クリエイティブな仕事の人でも経営について考えるのは必要ですよとか、とにかく動いていこうぜ、というポジティブで燃えてくるお話も含め、箱根本箱という施設に限らず実に面白い記事でした。

もちろんこの箱根本箱も、本屋とホテルを融合させて新しい価値を実際に提供できているという点から見て感心してしまうものでした。既存のものをうまく掛け合わせればまだまだ新たな価値は生み出せるんだなぁ( ´∀`)