HEDONISTIC PIXEL ART(跡地)

ドット絵・ゲーム開発やってる背教の士です

勝谷氏逝去の記事を見て思うこと

 

今日見ていたニュース記事で一番心に残ったもの。

 

jbpress.ismedia.jp

 

 

恥ずかしながら私はこの勝谷さんという方をよく存じ上げないのですが、この記事の話は結構、心にグサッときた。

 

 

酒に関する部分はさして気にはならなかったのですが、最後の部分。

コラムニストとして確かな才能を持っておられたけれども、勝谷さんの求めていたものは違った。

小説家、政治家。

それらの夢に手が届かないとなったら、それはやはり絶望として自身に返ってくるのだろうな、と。

何事も手を出したものはやり続ける性分だったようなので、それだけ努力をしても掴めなかったというのは、かなりの精神的ダメージになるのでしょう。

 

 

酒で体を悪くしたのは事実でしょうが、それよりも自分への負い目という心の傷が、死に至らしめた一番の原因だったのでしょうね。

たびたび自慢話をしていたというのも、現在の自分に自信が持てていない何よりの証拠に見えます。

 

 

自分の持っている(であろう)才能と、自分の求めている理想の姿がうまく一致しなかった場合。

自分はその才能を活かして生きやすい道を選ぶか、才があるかはわからないが自分の進みたい方向へ進むのか。

こういった葛藤は私も含め、多くの人々が今なお悩んでいるところではないかなと思います。

そういったときに自分が限りなく納得できる答えを出す。その決断も、時として必要になるのでしょう。

 

 

 

しかし、暗くなる話ばかりでなく、この記事では

 

>以前、新人ライターを集めて新宿のゴールデン街にある『文壇バー』で行われたネットライブ番組の『血気酒会』では、「日記を毎日書くのは大事だよ。毎日書けば、必ず文章は上達する」と言っていた。

 

 

という言葉もありました。

 

 

私もこうしてブログを書いたりTwitterやったりしていますが、何事も少しづつの積み重ねなんだよな。

素晴らしいコラムニストの方がおっしゃっているのだから、地道に何かを続けていくのは間違いなく上達につながるわけです。

自分の理想の道に少しでも近づけるように、日々ちょっとずつ何か取り組んでいきたいな、と前向きにさせていただける。そんな記事でもありました。